(337) EAM(FS) idea 原子埋込み法の考え方 ver 0.0.4
原子埋込み法ではエネルギーはE = Σi(Fi(ρ) + (1/2)Σj(V(rij))) です。V(rij)はペアポテンシャル、
F(ρ)は電子密度ρのところに原子を埋込むために必要なエネルギーです。V(rij)は最外殻の電子を除いた陽イオン
同士の相互作用のエネルギーを表すと考えられます。埋込みエネルギーはFSでは、F(ρ) = -C*sqrt(ρ)で表され、
電子密度が高くなるほどF(ρ)が低下しますが、一般には、ある程度以上ρが大きくなるとF(ρ)は電子相関のため
大きくなります。同じ実効2体ポテンシャルを与えるV(r)とF(ρ)の組みには、選び方に任意性があることが
知られています。FSポテンシャルとEAMは、背景は異なりますが、その意味で同じ手法と言えます。
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